突然、「山に登ってみたい!」
そんな風に思う人が、どれだけいるかは知りませんが(笑)、対象がどんなものであっても、人が何かに魅了される日は、突然訪れます。
そのようにして、やりたいとが見つかったとき、身近にそのやりかたを教えてくれる人や、相談できる人がいると、そのことに対する理解を、どんどんと深めていけます。
しかし、いくらネットが発達した現代とは言え、身近に教えてくれる人がいないと、あれこれ悩んでいるうちに、気がついたら熱が冷めてしまった、なんてことも少なくはないのではないでしょうか。
私も、アウトドアに関する知識はまったくなく、これまで、着るものはコットン素材がいちばん!だと思っていました(笑)
そんな私にとって、とても頼りになったのが、モンベルショップの店員さんでした。
Contents
🔳 どこで買ったらいい?
アウトドアライフを始めるにあたって、「どんなウェアを買ったらいいのか」が分からないですが、それ以前に、「どこへ買いに行ったらいいのか」がわかりません。
私の場合は、幸いにも、数年前に、自宅と職場の間にモンベルショップがオープンしていました。
外から見えるところには、テントや登山の格好をしたマネキン、ダウンベストを着たクマなどがディスプレーされていて、モンベルというアウトドアブランドを、全く知らなかった私にも、そこがアウトドア関係のショップであることは分かりました。
ショップの前を通るたびに、「何だか高そうだな〜」とも思っていましたし、そもそも山に興味がなかったので、行くこともありませんでした。
実際に行ってみて驚いたのですが、店内はとても混雑していました。
アウトドアって、けっこう人気なんですね!
🔳 店員さんのアドバイス
モンベルショップへ行くと、さっそく、ひとりの店員さんが話しかけてきました。
いつもなら、私は、買い物中に話しかけられると、それを鬱陶しく思い、「大丈夫です!」と言って接客を断るのですが、そのときばかりは、ありがたく思いました。
店員さんが色々と質問してくれたので、「ちょっと、軽めの登山から挑戦してみたい!」と伝えると、意外なモノを勧められました。
ますひとつは、
インナー(アンダーウェア)
で、もうひとつは、
レインウェア(上・下)
でした。
何の知識もなかった、そのときの私には、
「いやいや、欲しいのはそんなものじゃなくてさぁ…」
と内心では思っていました。
私の中での登山用品のイメージは、
派手な色の格好いいアウターにザック、そしてトレッキングシューズとトレキングポール
などで、残りはのものは、手持ちのウェア(ジーンズにTシャツなど)で何とかなるだろう、と安易に考えていました。
🔳 プロに従ってみる
しかし、相手はプロ、私は素人です。
プロである店員さんを信じて、まずは、インナー(ジオライン)の上下だけを買ってみることにしました。
驚いたことに、インナーなのに、試着をさせてもらえて、実際に着てみてから、サイズ選びをすることが出来ました。
ゴアテックスのレインウェアは、それほど安いものではなかった(それでも、他の有名海外ブランドに比べると、モンベルは、かなりリーズナブルであることを知ったのは、もう少し後の話です。)ので、そのときは見送りました。
そもそも、
「まだ、初心者のうちは、わざわざ天気の悪い日に、山に行くつもりはないし!」
と思っていたので、
「レインウェアよりも、もっと必要なものがあるんじゃないの?」
とも思っていました。
🔳 ジオラインに感動!
試着させてもらったジオライン(ライトウエイト)は、思いのほか、薄くて、軽くて、暖かかったです。
ユニクロのヒートテックインナーのような、履いた時のスースー感はなく、また変な暑さもなくて、じんわりと暖かく、いちど履いたら、もう脱ぎたくなくなってしまったので、店員さんに、
「そのまま履いて帰ってもいいですか?」
と訊いてみましたが、
「一度、脱いでから、お会計をお願いできますか。」
と言われてしまったので、仕方なく脱いてお会計をしました。
暖かなインナーが手に入ったことは嬉しかったですが、
「インナーだけ持っていても、山には行けないよな〜」
と思い、なんとなく納得がいかない買い物になってしまいましたが、ジオラインの素晴らしさには、正直言って、とても感動しました!
ユニクロのヒートテックなんて、もはや履くことはできず、捨ててしまったのですが、そのことは、別の記事で書きましたので、気になった方は、そちらをご覧ください。
→ ユニクロの「ヒートテック」タイツは寒い!最強インナーはモンベルの「ジオライン」だった!
🔳 雑誌で調べてみた
私は、デジタルネイティブ世代ではないので、分からないことや知りたいことがあると、わりと書店へ行くことが多いです。
そこで、アウトドア関係の雑誌を買ってみました。
そこで、やはりインナー(ベースレイヤー)は非常に重要であると知り、モンベルショップの店員さんの言うことが、間違いではなかったことを知りました。
また、その雑誌によると、別の記事でも書いたのですが、ワークマンやユニクロなどでも、アウトドアウェアを買うことができて、しかもコストパフォマンスがいいとのことでした。
まずは安く揃えて、本格的にアウトドアにハマってから、いいものを買うのでも遅くはないかな、と思い、さっそくワークマンへ行ってみました。
そして、実際にウインドシェル(エアシェルジャケット・税込み2,900円)などを買ってみたのですが、やはり、私が以前、山ですれ違ったような、格好いいイメージと、ちょっと違う感じでした。
ユニクロも同様に、私が求めていたものとは、ちょっと違いました。
🔳 スポーツ用品店へ
そこで、今度は、近くにある少し大きめのスポーツ用品店へ行ってみました。
これまでは、子供のサッカーや、バスケットボール関係のコーナーしか、行ったことがなかったのですが、改めてアウトドア関係のコーナーへ行ってみると、当たり前ですが、いろいろと売っていました。
時期的にセールの対象になっている商品もありましたが、これも別の記事でも書いたように、好みの色やサイズが自分にあったものを見つけることができませんでした。
しかも、ブランドによっては、セール価格であっても、モンベルの定価よりも、かなり高い商品も多くありました。
ちょっと足を伸ばして、隣町の ICI石井スポーツ へも行ってみたのですが、やはりいいものは、びっくりするほど高く、しかも、色やサイズが残っていないという点は一緒でした。
アウトドアウェアに限らずですが、SサイズやLLサイズであれば、けっこう売れ残っていることも多いですが、MサイズやLサイズなどの平均的なサイズは、残念ながら、真っ先になくなってしまいまうのですよね。
→ アウトドアウェアはどこで買う?ワークマン・ユニクロ・無印良品はアウトドアで使えるのか?
🔳 やっぱりモンベルストア
そんなこんなで、私の住む地方では、都会ほど選べるお店もないので、結局、モンベルストアで必要なモノを揃えることにしました。
【関連記事】
→ ハイキング・トレッキングシューズの失敗しない選び方 〜 ポイントはソックス選びと足囲
他のお店もいろいろと見て回って、改めてモンベルショップに行ってみると、モンベルの価格が、決して高くはなく、非常にリーズナブルな価格設定であることがよくわかりました。
しかも、単独のショップですので、色やサイズ、バリエーションなども、ほぼ揃っていて、「モンベルストアで揃わないものはないのでは?」といった感じです。
また、例えばですが、「今度、富士山へ登ってくる」とか、「スノーシューをやりに雪山に行ってくる」などの目的を店員さんに伝えると、それに見合ったウェアや装備をオススメしてくれます。
そのようなオススがなければ、レインウェアやスパッツなどは、自分からは、買おうと思わなかったと思います。
おそらく、スポーツ用品店の中には、そこまでのアドバイスをしてくれないところも、多いのではないかと思います。
ということで、ワークマンやユニクロよりは、高価になりますが、アウトドアブランドの中では、とてもリーズナブルで、性能も素晴らしいモンベルストアでの、ウェアや装備選びはオススメです。
今後は、海外の有名ブランドのウェアなども、少しずつ手に入れてみたいですが、その前に、登山経験を積んで、必要なスペックや装備を見極められるようになりたいです。
🔳 おわりに
モンベルストアも、店員さんによって、得意分野が違うみたいですので、その人が実際にどんなアクティビティをやっているのかを、実際に話しをしてみて、自分にマッチしそうな店員さんが見つかると、更にいいですね。
私自身は、ザックとシューズは、別のブランドで揃えることにしましたが、
アウトドア初心者は、すべてモンベルストアで揃えてしまえば安心
なのではないかと思います。
ふるさと納税などを上手く利用すれば、モンベル製品をお得に買えることも分かりました。
→「ふるさと納税」するなら「モンベルポイントバウチャー」 でアウトドアグッズをお得にゲット!
まずは、必要最低限のウェアや装備を揃えて、アウトドアへの熱が覚める前に、どんどんいろいろなところに出かけて行きたいですね!
それから、アウトドアウェアは、決して安いものではありません。
使ったら、きちんとメンテナンスすることもお忘れなく!
→ ゴアテックス(レインウェア)のメンテナンスと保管方法 〈洗濯・撥水加工・熱処理〉