関東最強のパワースポットとして人気の神社が、埼玉県の秩父にあります。
それは、三峰神社です。
三峯神社は、秩父神社、宝登山神社とともに、秩父三社の一社で、かつては修験道の霊場でしたが、明治維新の神仏分離により社僧を罷め仏寺を閉じ、神社のみとなり、現在に至ります。
今では、すっかり有名になり、とても混雑する神社ですので、ふらっと出かけるのではなく、きちんと計画的に参拝することをおすすめします。
🔳 三峯神社由来と狼
三峯神社の名前は、神社の東南にそびえる「雲取」「白岩」「妙法」の三山が美しく連なることから、三峯宮と称されたことがに由来します。
三峯神社は、日本武尊が、東国の平安を祈り、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)の二神をお祀りしたのが創まりとされています。
その日本武尊の道案内をした山犬(狼)が眷属なので、三峰神社は、愛犬といっしょに参拝できる神社としても有名です。
実際、愛犬と一緒に参拝している人は多いです。
そんな三峯神社には、参拝者のお目当てとなるものがたくさんあります。
🔳 三峯神社の参拝のお目当て
三峯神社の参拝者にとってのお目当てといえば、
ではないでしょうか?
□ 白い氣守り
毎月、朔日(1日)にだけ入手出来るという、桐箱入りの「白い氣守り」(2,000円)が有名で、毎月1日は、早朝から夕方まで、想像を絶する渋滞が発生します。
この「白い氣守り」は、浅田真央さんや多くの人有名人の、ご利益があった!という口コミで一気に大人気になりました。
白以外の通常の氣守りは1,000円で、いつでも社務所にて、手に入れることができます。
白以外は、桐箱には収めれれていません。
また、「白い氣守り」には、秩父三山や狼は、描かれていません。
氣守りではありませんが、600円の黄色いお守りも、人気があります。
私は、「黒の氣守り」が気に入っています。
毎月1日の「白い氣守」頒布は、午前10時より行われます。
午前8時頃より、三ツ柱鳥居周辺にて整理券の配布されるので、まずは、それを受け取る必要があります。
その整理券を受け取ってから、社務所へ行かないと、「白い氣守り」手に入れることはできません。
普通にバス停や駐車場から、鳥居をくぐって参拝すれば、整理券の配布を見逃すことはありませんが、脇(山道)から入ると社務所まで行ってから、整理券をもらいに戻ることになりますので注意が必要です。
「白い氣守り」は、1人1体の頒布と言うことで、誰かの他の人の分まで買って帰ることはできません。
「白い氣守り」を手に入れたければ、自分で三峰神社まで行かなければなりません。(他のお守りは好きなだけ買うことができます。)
この「白い氣守り」は、神社によると、十分な数を用意しているとのことですので、たとえ辿り着くのが夕方になってしまっても、手に入れることはできると思います。
実際に、夕方まで渋滞は続きます。(早朝から夕方までずっと渋滞しています!)
しかし、暗い時間に参拝するのは、あまり良いことではないことは、知っておいた方がいいです。
実は、私も一度だけ渋滞に巻き込まれてみましたが、途中の仮設トイレに車を停めて、トイレをすませた後、渋滞に嫌気がさして、そのまま歩いて神社まで登ったことがあります。(それで脇から入って整理券をもらわずに社務所へ行ってしまったと言うわけです。)
駐車場に停められる台数に限りがある為、誰かが帰らないと、待っている車は、入れない仕組みです。
ちなみに、普通車の駐車料金は、510円(2018年現在)となっています。
電車とバスで行っても、もちろん渋滞を逃れることはできません。
バイクに乗る方は、車よりバイクがおすすめかもしれません。
どうしても「白い氣守り」を手に入れたい人は、渋滞に巻き込まれる覚悟が必要ですが、実は、敷地内には、宿坊「三峯神社興雲閣」があり、前日からそこに宿泊することができます。(もちろん、早めの予約がおすすめです。)
そして宿坊「興雲閣」には、「三峯神の湯」という温泉があります。
「三峰神の湯」は、温泉であることに加えて、神域内ということでとても波動が高いので、そこに浸かって、高波動を頂くのがおすすめです。
宿泊しなくても、600円(タオルが必要な場合はプラス100円)で入ることができます。
ただし、温泉施設自体は、それほど立派ではなく、露天風呂などもありません。
そして、これは分かる人にしか分からない、驚くべき情報ですが…
この興雲閣に宿泊すると、神社の眷属である狼が1匹やってきて、夜通し部屋の上空で、宿泊者を守護してくれるのだそうです!
温泉には、日帰りで何度か入っていますが、ぜひいちど、宿坊に宿泊して見たいと思っています。
【追記】三峯神社は、「白い氣守」の頒布を、2018年6月から当面休止すると発表しました。
→三峯神社の「白い氣守」が頒布休止に。休止期間や休止理由は?
□ ご神木
拝殿へ行く石段の両側に、二本のご神木が立っています。
参拝した後、このご神木に手でふれると、神気を頂くことができるということで、本殿以上に長蛇の列ができます。
これまで見てきて、どちらかと言うと、本殿に向かって左側の太い御神木の方が、多くの人が並んでいるように思います。
みなさん、抱きついたり、額をご神木に当てたりして、真剣に祈っています。
しかし、私は、この列に並んだことはありません。
なぜなら、ご神木に抱きついたり、ベタベタ触る行為は、とても失礼にあたるようなので。
普通の木だったら触っても問題はないようですが、神木に進化した木は、抱きつかれたり、ベタベタ触られるのをとても嫌がるようです。
抱きついている人は、木のパワーをもらおうとしているのだと思われますが イラッとしている木もあるようですので、注意が必要です。
神木の中には、高級霊が宿っているものもあって、そういう木に抱きつくということは、お寺で仏像に抱きつく、神社でご神体に抱きつくのと同じ行為になるそうです。
神木は、触ったりせずに、木の正面に立ってじっと見上げていれば、枝や葉っぱ、幹などから、その木が持つ力のエッセンスの粒を振りかけてくれるようです。
ただし、ご神木に抱きついたからと言って、バチが当たるのかというと、神木には、障りを与えるという力は備わっていないので、たとえ高級霊がイラッとしたとしても、体調が悪くなったり、悪いことが起こったりするようなことはないみたいですが…
□ 龍神様
本殿に向かって左の石畳に、水をかけると、目の赤い龍神の姿が浮かび上がります。
この龍神様は、2012年の辰年に出現したものだそうです。
この龍神様の大きさは、50cmくらいで、水をかけないと、はっきり見えませんので、常に水がかけられるよう、普段は、お水と柄杓が置いてあります。
しかし、真冬は水が凍るので、お水と柄杓が置いてありません。
それでも水がかけてあったので、きっと神社の方が、お湯でもかけてくれているのだと思います。
ちなみに、真冬は、手水舎にも水がありません。理由はもちろん凍結の為です。
この龍神様を写真に撮って、スマホなどの待受にしている人が多いようです。
🔳 おわりに
三峰神社は、今や、遠方から多くの人が訪れる、人気のパワースポットとなりました。
アクセスは、こちらの神社のWEBページよりご確認いただければと思います。
神社への参拝は、1日と15日がおすすめではありますが、三峰神社に関しては、どうしても、毎月1日限定の「白い氣守り」が欲しいのでなければ、1日の参拝は避けた方がいいです。
国道140号や、ダムを渡ってからの道路は一本道(関係者専用の道はあるようですが)ですので、1日は、渋滞を覚悟しなくてはいけません。
どうしてもという方は、宿坊「興雲閣」への前泊がおすすめです。
追記:三峯神社の「白い氣守」が頒布休止に。休止期間や休止理由は?
私は、1日を含めて数回、三峯神社に参拝していますが、参拝の目的は、ここに書いた「氣守り」や「ご神木」や「龍神様」ではなく、奥宮登拝です。
奥宮登拝については、別の記事で書いています。
→三峯神社 奥宮参拝は登山のつもりで!装備を整えて安全に登ろう!
→三峯神社 奥宮登拝で「天狗にからかわれた」かもしれない話し