パレートの法則とは?「80:20」や「96:4」の法則で人生を変えられる!


あなたは、「パレートの法則」をご存知でしょうか?

もしかしたら、「80:20の法則」あるいは、「ニハチの法則」(「2:8の法則」)と言う言葉で知っている人も多いかもしれません。

統計学的法則のなかで、もっとも支配力が大きい「パレートの法則」は、さまざまな場面で応用できますが、思い切って、人生そのものに応用してみるというのは如何でしょうか?

そして、「96:4の法則」とは?

■「パレートの法則」とは

「パレートの法則」は、イタリアの経済学者 ヴィルフレド・パレート氏が発見した法則で、

全体の数値の大部分(80%)は、全体を構成するうちの一部の要素(20%)が生み出している!

という法則です。

そのため、別名「80:20の法則」あるいは、「ニハチの法則」( 2:8の法則 )など、さまざまな呼び方で呼ばれています。

説明も、どのようにも言い換えられますが、「人生」で考えると、

あなたが手にする結果の80%は、あなたの行動の20%が生み出す!

と言うことができます。

この法則を知っておと、テコの原理よのうに、少ない労力で大きな成果を得ることが出来るようになるため、物事の効率を飛躍的に高めることができます。

少し、例をあげてみていきましょう。

たとえば、「パレートの法則」を仕事に応用すると、広告を打つ際に、少ない予算で売上を大きく伸ばしたり、作業時間を短縮して、今よりも大きな成果を上げるなどということがが可能になります。

無駄を省いて効率的に成果を上げるためには、必要な概念のひとつです。

自然法則の中では、「アリの世界では、20%の勤勉なアリが80%のエサを集めてくる」という話が有名です。

そして、その勤勉な20%のアリを取り除くと、今度は、残りの80%の中から、20%のアリが、出てきてエサを集めてくるそうです。

社会現象の中では、たとえば、「スポーツの世界では、上位20%の選手によって、そのチームの強さの80%が決まってしまう」などと言われます。

サッカーでも野球でも、強豪チームといわれる強いチームには、必ず1人か2人は、スター選手やエースと呼ばれるチームの中心選手がいるものです。

そして、彼らが怪我などで試合に出れなくなると、そのチームが、途端に別のチームになったかのように戦力がダウンすることがよくあります。

たとえば、2014年のサッカー・ブラジル・ワールドカップ準々決勝で、ネイマールを失ったブラジル代表のように…

■「パレートの法則」が用いられる事象

・ビジネスにおいて、売上の80%は、全顧客の20%が生み出している。

・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの20%で生み出している。

・売上の80%は、全従業員のうちの20%で生み出している。

・仕事の成果の80%は、費やした時間全体のうちの20%の時間で生み出している。

・故障の80%は、全部品のうち20%に原因がある。

・所得税の80%は、課税対象者の20%が担っている。

・プログラムの処理にかかる時間の80%は、コード全体の20%の部分が占める。

・全体の20%が優れた設計ならば、実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。

など、このような例は、あげればきりがありません。

■「パレートの法則」の応用方法

どんなことにも力を抜かず、すべてにおいて100%の力を出し尽くす!

というのは、一見すると素晴らしいことのようにも思います。

しかし、現実問題としては、それは、容易なことではありません。

すべてが中途半端で終わる可能性もありますし、場合によっては、身体を壊すことにもなりかねません。

そもそも、そんなことは不可能でしょう!

かと言って、まんべんなく力を抜くというのも、何だかいい結果が出そうにありませんし、つまらない人生になりそうです。

そこで、

「パレートの法則」を応用して、主要な20%の部分に集中して力を注ぐことで、全体の80%の結果を得るという選択は、効率的に結果を出すためには、有効な方法ではないでしょうか?

つまり、

すべてに100%が無理であるならば、力を入れる部分と、そうでない(捨てる)部分とに分けて、重要なことだけに集中して取り組めば、的外れな努力をするよりも、高い成果が望める

ということは、容易に想像できると思います。

このことを、日々の仕事だけではなく、人生全体にも、当てはめて考えると、

人生において、本当に重要な2割のこと集中して力を注ぐ!

という生き方が考えられます。

「パレートの法則」は、必ずしも時間に当てはめて考える必要はないのですが、わかりやすいので、時間を使って考えてみます。

「パレートの法則」を時間に当てはめてみると、

1日24時間×0.2=4.8時間(≒5時間)

です。

1日24時間のうち、5時間だけでも真剣に何かに取り組めたら…

多くの分野で、かなりの結果が出せそうですね!

■「96:4の法則」とは

あなたが手にする結果の80%は、あなたの行動の20%が生み出す!

というのが、「パレートの法則」だということは理解できたと思います。

そして、主要要素20%の中にも、更に重要な20%があり、そこに最大限の力を注ぐことによって、より効率的に成果を得ることができます。

つまり、全体を100%としたときに、

100%×20%×20%=4%

となりますので、

全体の4%が、最も重要で、もっとも力を注ぐべき部分ということになります!
このように、
最も重要な4%と、それ以外の96%とに分けて考えるときに、「96:4の法則」(4:96の法則)として説明することがあります。

これは、1日の時間で例えると、

1日24時間×0.04=0.96時間(約58分≒1時間)

に相当します。

■「96:4の法則」で人生を変える

数字(時間)で考えたとき、1日約5時間(パレートの法則)は、決して不可能な数字ではありません。

実際に、1日5時間、真剣に何かに取り組めば、たいていのことで、成果が出せるでしょう!

しかし、1日5時間は、なかなか大変な時間でもあります。

仮に、いま自分がやっている仕事が、重要な20%のことに相当するのであれば、話は簡単です。

1日に5時間、仕事に集中すればいいので、たとえサラリーマンの人でも実行可能な時間です。

しかし、みんなが自分にとって重要な20%のことを、仕事にできているわけではないというのが実情ではないでしょうか?

特に重要でもないと思えないような仕事を、嫌々ながら、何十年やっていても、これといった成果は出ないと思います。

では、どうしたらいいのでしょうか?

毎日、生活のための仕事や家事に多くの時間を人が費やしている人が、5時間もの時間を捻出するのは大変です。

おそらく睡眠時間くらいしか、削れる時間はないかもしれません。

そこで、まずは、

自分の人生で本当に大切だと思う20%の、更に重要な20%(=4%)に、力を注いでみるというのはどうでしょうか?(96:4の法則)

4%は、時間にすると、1日あたり、約1時間でしたね。

仮に、毎日1時間、何か新しいことに取り組めたら、たとえ、残りの23時間が変わらなかったとしても、人生は変えられる可能性が生まれます。

少なくとも、きっかけくらいはつかめるはずです!

なぜなら、

この1時間を、全体の80%の結果を決める、重要な20%の中の、更に重要な20%の部分にすることもできるからです!

ここでいう「全体」とは、「人生」のことです。

人生、終わってみたら80点だったとしたら、まずまずと言えるのではないでしょうか?

■ 好きなことが仕事だったら…

使える時間が、1時間から2時間(2倍)になれば、成果が出るまでの時間は、1/2に近くなるかもしれません。

これが、5時間使えたら…

これこそが、よく言われる、

好きなことで、得意なことを仕事にしなさい!

ということの意味なのだと、私は思っています。

もしも、自分の仕事が、好きで得意なことだったら、5時間どころか10時間だって出来てしまいますよね!

重要な2割のことに使う時間が、

・1日0時間の人(なんとなく惰性で生きている人)

・1日1時間の人(変わるきっかけを掴める人)

・1日2時間の人(変化のスピードが上がる人)

・1日5時間の人(好きなことが仕事にできる人)

・1日10時間の人(好きなことで成功できる人)

人生で成功する人と、しない人の違いやスピードの違いは、ここにあるのではないかと私は思っています。

■ 4%でもいいのだが…

重要な2割のことに使う時間が、わずかな時間であっても、可能性が0ではなくなるので、0時間の人よりも、1時間の人のほうが、断然いいのですが、ひとつ問題があります。

それは、

成果が出るまでに時間がかかりすぎてしまい、モチベーションを維持するのが難しい!

ということです。

そのため、せっかく始めた1時間も、気がついたら、いつの間にか0時間に戻ってしまい、結局なにも変わらなかった…

という悲しことが、過去の自分にもありました(涙)

そうならないためにも、初めのうちは、加速をつけるために、なるべく多くの時間を捻出して、

「よし、行けそうだ!」

という手応えが感じられるまでは、とにかくがむしゃらに取り組んでみる。

もちろん、あなたが人生において重要だと思う、20%のことをです!

その上で、ペース配分を考えるくらいのほうが、挫折する可能性は低くなると思います。

飛行機も、飛び立つときは大きなエネルギーを使いますが、いざ飛び立ってしまえば、少ないエネルギーで安定して飛び続けることができるます。
たとえ走り出したとしても、飛び立つために必要な速度にまで加速できないと、いつまでたっても離陸することができません。
そして、大空に飛び立つことができないまま、いつかは燃料(モチベーション)が尽きてしまいます。

この、

飛び立つまでの滑走期間をいかに耐えることが出来るかが、より良い人生を送る上でのカギになると私は考えています!

■ おわりに

以上、「パレートの法則」や「96:4の法則」についてと、それを人生に当てはめて使う方法を紹介してきました。

残念ながら、現状の先には、現状の延長線にある人生しか待っていません!

しかし、たとえ4%でも、未来を変える行動を始めることができたなら、そこには、別の人生が待っています。

今回は、分かりやすいと思い、時間に例えて説明しましたが、実際には、時間にこだわる必要はありません。

重要なのは、あなたの人生の、重要な20%や4%の部分にフォーカスする!

ということがです。

時間にこだわる必要はないのですが、

費やした時間に比例して、成功の可能性も大きくなり、
費やした時間に反比例して、成功するまでに要する時間は短くなる!

ということも、また事実なのです。

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