認知的不協和とは負け惜しみの心理学 〜 あなたは今の人生に満足ですか?

あなたは、『 認知的不協和 』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

この言葉を知っているか否かはともかく、

多くの人が、この罠にはまって、現在の生活に甘んじている!

と思います。

かくいう自分自身もそうかもしれません。

それでは、『 認知的不協和 』について、詳しくみていきましょう。


■ 負け惜しみの心理学

「認知的不協和」とは、

アメリカの心理学者 レオン・フェスティンガー によって提唱された、社会心理学用語のことで、

人が、自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、また、そのときに覚える不快感のこと。
そして
 人は、これを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

というものです。

ちょっと分かりづらいですね。

例え話で説明すると、意外とよくわかります。

「認知的不協和」は、別名「負け惜しみの心理学」とも呼ばれます!

イソップ寓話の一つに「すっぱい葡萄」(「キツネと葡萄」ともいう)という物語があります。

そのあらすじは、

あるキツネが、たわわに実った、おいしそうな葡萄を見つけます。
キツネは、その葡萄を食べようとして、必死に跳び上がりますが、葡萄は、高い所にあり、キツネには届きません。
キツネは、なんど跳んでも葡萄には届かず、怒りと悔しさで、「どうせあんな葡萄は、すっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか。」と捨て台詞を残して去っていきます。

というものです。

つまり、『 認知的不協和 = 負け惜しみの心理学 』とは、

本当は、手に入れたくてたまらないのに、努力しても手が届かない対象がある場合、その対象を「価値がない・自分には必要ない」と思い込むことによって諦め、心の平安を得ようとする!

という心理のことです。

英語圏で、「すっぱい葡萄」(Sour Grapes)は、「負け惜しみ」を意味する熟語であることから、このように呼ばれています。

■ 人は、自分を正当化する

不協和の解消方法は、「自分を正当化する」ことです!

私は、昔から車が好きなので、高級外車を例にしてみます。

フェラーリとかポルシェとかアストンマーチンとか、安い家なら建てられるくらいの金額がするような車たちです。

世の中、急速にEV化や自動運転化の方向へ向かっているので、そんな車には興味がないという人も多いかとは思いますが、ひとつの例えです。

「高級外車」がカッコよくて、欲しいと思っても、普通の人には、簡単には買えないので、

あんな車は、

維持費が高い」

「燃費が悪い」

「壊れるかもしれない」

「ファミリーカーの方が使いやすい」

「移動できれば何だって一緒」

「だいたい値段が高すぎる」

など、多くの人は、

都合のよい言い訳(負け惜しみ)を言うことで、買えないストレスを解消して、自分を正当化してしいます。

思い当たることありませんか?

私は、大いにあります!

もはや、

「 高級外車よりも、プリウスPHVのほうが、断然いいよね〜(石原さとみさんもかわいいし…)」

というのが、負け惜しみなのか、本心なのか、自分でもわからなくなってしまいましたが、少なくとも、このように考えている以上は、一生、高級外車を手に入れることはないでしょう。

これでは、

「たとえ高級外車が無駄だと分かっていながらも、購入できるだけの資産 」を築けないということになってしまします。

そして、思うのです。

どうせ、あんな葡萄(車)は…

と。

■ たとえば、ポルシェ

たとえば、車好きであれば、ポルシェに乗りたいと思う人も多いと思います。

それでもポルシェは、

「排気量が、大き過ぎ(しかも、ちょっと重たいよね~)」

「パワーがあり過ぎ(日本では使い道ないよね~)」

「燃費が悪い(その点、プリウスはすごいぞ!)

「ホイールサイズがでかすぎる(タイヤが高い!)」

「室内が狭い(荷物が少ししか積まらない!)」

などと、買わない理由(負け惜しみ)を並べて、買えないことを正当化しがちです。

そうなると、間違いなく一生、ポルシェには乗れませんね。

乗らない(乗れない)ことを自分で正当化してしまうと、「どうやったら買えるのか?」という思考を持てなくなります!

■ どうしたら手に入るかを考える

たとえば、国産のハイブリットカー(最新のプリウスやプリウスPHVなど)は、見た目の意見は分かれるとしても、日常的な使用において、性能的には、不満は少ないと思います。

しかし、もしも、どんなにプリウスが素晴らしいかったとしても、だからといってポルシェがいらないという理由にはならないということです。

無駄といえば無駄かもしれませんが、それでもポルシェには、プリウスにない魅力があります。

なんなら、ポルシェとプリウスを、両方とも所有して、状況に応じて乗り分ければいいわけです。

「負け惜しみや言い訳を言うのをやめて、欲しいものがどうしたら手に入るのか」を考えて生きるほうが、絶対に楽しいと思います!

■ 妥協と正当化の人生

ここまで、高級車を例に説明してきましたが、恐ろしいことに、これは、高級車だけの話ではなく、すべてに当てはまります。

車などのモノだけではなく、

職業や、付き合う人物、住む場所など、あらゆることを、自分で妥協して、正当化して、負け惜しみを言うことで、今の生活に落ち着いています!

妥協と正当化の末に、

今の仕事をして、今の車に乗り、今の配偶者と、今の場所に住んでいる

ということです。

じつは、車なんてどうでもいいのですが、

人生が妥協や正当化によって決まってしまうことは、知っておいたほうがいいと思います!

これって、非常に恐ろしいことだと思いませんか?

逆に言えば、ここに人生を好転させるヒントがあるということです!

■ スマホはいらない?

最後に、ふと思い出したので、もうひとつ例をあげたいと思います。

もうだいぶ前になりますが、スマホが普及しだしたころ、多くの年配者(年配者といっても50歳前後です)は、

「あんなものいらない!必要ない!」と、かたくなに、ガラケーからの乗り換えを拒否していた人が、たくさんいました。

聞いてもいないのに、「勝手にスマホにしない理由」を並べ立てていました(笑)

今思えば、最新のデバイス(スマホ)についていけない自分を、一生懸命に正当化していたということがよくわかります。

■ おわりに

最後に『認知的不協和と負け惜しみの心理学』について簡単にまとめると、

人は、これまで持っていた「信念や考え方」に対する新たな「事実」が出たときに、認知的不協和というストレスが発生し、自分の中に存在する矛盾(ストレス)を解決するために、自分が納得する都合の良いように答えを探します!
そして、全てを正当化しようとするのです!
更に、恐ろしいことに、それに見合った人生が、創られていくことになります! 

実に恐ろし話ですね!

しかし、脳科学的には、

新たな「信念や考え方」に6回接すると、人の脳は、その新しい「信念や考え方」を受け入れるようになり、やがては心の奥にまでその考えが浸透していく!

と言われています。

そのあたりのことは、『 自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング 』という、けっこう話題に本に、その理由が詳しく書かれています。

読むのが大変なら、オーディオブックという手もあります。

『自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング』をオーディオブックで聴くなら、高速再生がおすすめ!

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